カードローンの申し込みをすると、申込者の信用度や返済能力を評価する審査が実施されます。審査で設定された基準を満たさない場合、その段階で審査に不合格となり、借り入れや契約ができなくなります。
ここでは、一般的なカードローンの審査で注目される要素をまとめてみました。
- 過去のクレジットヒストリー(クレヒス)
- 申し込み時の記載内容
- 在籍確認(勤務先への電話確認)
クレジットカードやローン、分割払いの契約や利用状況は、個人信用情報機関という専門の組織によって記録・管理されています。これをクレジットヒストリー(クレヒス)と呼びます。
カードローンの申し込みが行われると、個人信用情報機関が過去のクレヒスを調査し、過去に何らかの問題が発生していないかを確認します。
カードローンの審査で不合格となったとしても、それは永遠に申込ができないという意味ではありません。
再度の審査申込みは可能ですが、一度審査に落ちたということは、そのカードローン おすすめを提供する企業の基準に照らし合わせて、何らかの理由で貸し付けが困難だったということを示しています。
その理由が解消されないまま再度審査を受けると、同じ結果に終わる可能性が高いため、直ちに同じカードローンに再申請するのはあまりおすすめできません。
しかし、他の企業では審査基準が異なるため、そこで審査を受けると合格する可能性があります。
カードローンの審査に落ちないためには
消費者金融のカードローンは「総量規制」の対象となり、年収の3分の1を超える借入は法律で制限されています。そのため、50万円以上の借入や、他社との合計で100万円以上の借入を希望する場合は、収入証明書の提出が必要となります。
審査に落ちないための対策としては、必要以上の借入を避け、希望する借入額をできるだけ低く設定することが推奨されます。
過去の事故情報が消えるまで申込まない
過去にクレジットカードやローンの支払いで遅延を起こした経験がある場合、クレジットヒストリー(クレヒス)に影響が出ている可能性があります。
自身のクレヒスに不安がある場合は、個人信用情報機関に開示請求を行い、自身の信用情報を確認することを推奨します。
クレヒスの開示請求はオンラインで手続きが可能で、クレヒスに問題がある場合は、その情報が消去されるまで待ってからローンの申し込みを行うと、審査に通過する可能性が高まります。
また、クレヒスはカードやローンだけでなく、スマートフォンの分割払いも記録されるため、月々の料金の遅延もクレヒスに影響を及ぼすので注意が必要です。
クレヒスが全くない?
30代から40代で、過去にカードやローンの利用経験がない方は、クレジットヒストリー(クレヒス)が空白、いわゆる「スーパーホワイト」状態となります。これは審査の際に参考となるクレヒスが存在しないため、不利に働くことがあります。
同様に、過去にブラックリストに載った経験がある方も、ブラックリストから解除された後はクレヒスが存在しないため、審査で不利になる可能性があります。
このような状況を改善するための対策としては「クレヒス修行」と呼ばれる行為があります。
ただし、この過程で支払いを遅らせると、全てが無駄になるので注意が必要です。